Mazars、2020/21年度決算を発表:二桁成長はMazarsの統合されたビジネスモデルと戦略の強さ、バランス、持続性を反映

パリ(フランス時間2022年2月2日)- 国際的な監査・税務・アドバイザリー業務を提供するファームであるMazars(マザー)は、本日、2020/2021年度(2020年9月1日~2021年8月31日)の売上が21億ユーロとなり、前年比で12.3%増加したことを発表しました(為替による-1.6%の影響を除く)。業務収入の増加は、堅調な内部成長(9.4%)に加え、良好な外部成長(2.7%)によるものです。
  • 2020/21年度の世界全体の業務収入は12.3%増加し、21億ユーロを達成
  • Mazarsの強固な地位とバランスの取れた戦略を反映した財務実績
  • 財務パフォーマンスを超えた、責任ある成長を。ESGはMazarsの長期的な成長戦略に不可欠な要素です。

本プレスリリースは、2022年2月2日(フランス時間)に、Mazarsが発表したプレスリリースを翻訳・編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。本資料(英文)については、以下のURLを ご参照下さい。なお、本文中には本資料の内容に加え、Mazars in Japanに関する記載が含まれています。

 

Mazarsグループの会長兼最高経営責任者であるエルヴェ・エリアスは、経営成績について次のように述べています。「2021年は、当社の事業および財務実績の面で素晴らしい年でした。すべてのサービスラインと地域が順調に発展し、大企業や上場企業及び、大手国際企業を含むあらゆる規模の企業で重要な新規ビジネスを獲得しました。2桁台の成長は、当社独自の統合モデルの強さとレジリエンスを裏付けるものです。これには、規制対象のサービスとそれ以外のサービスのバランスが取れていること、及び、クライアントが自信と責任を持って成長できるよう、当社の長期戦略である高品質な監査、税務、アドバイザリーサービスの中核となる内部への投資が反映されています。」

目的に沿った成長:バランスの取れた長期的な戦略

財務の透明性と信頼性は、公正で繁栄した経済の本質であり、Mazarsはこれまで以上に、世界中の企業に高品質な監査を提供することに尽力しています。2021年、当社は監査業務を継続的に成長させてきました(8.5%の増加)。現在、Mazarsは世界中で2,400の社会的影響度の高い事業体(= Public Interest Entity以下PIE)の監査を担当しており、ヨーロッパに本社を置く1,200社、規制市場に上場している960社、そしてヨーロッパで上場している480社以上のPIEの監査を実施しています。Mazarsは、ヨーロッパの大企業および上場企業の監査市場で第5位にランクしています。

監査以外では、ファイナンシャル・アドバイザリー業務が大幅に増加(15.7%の増加)しましたが、これは世界的に活発な取引市場を反映したものです。コンサルティング分野の7.9%の成長率は、公共の利益に貢献するという当社の根本的な使命に沿ったサービスに注力していることを反映しています。当社は、クライアントが複雑な規制環境を乗り切り、リスクを軽減し、透明性と信頼性を持って事業を展開し成長できるように支援しています。

財務パフォーマンスのその先へ: ビジネスパフォーマンスの新しい基盤 

エルヴェは次のように続けます。「責任と持続可能性は、ビジネスパフォーマンスの重要な基盤となっており、市場、企業、公的機関に対する信頼と信用を築くために不可欠です。パンデミックから立ち直りつつある今、より持続可能な未来を求める声はかつてないほど高まっています。企業は、当然のことながら、成長の仕方を変えるようあらゆるところからプレッシャーを受けています。」

今日、企業への期待は、財務的なパフォーマンスだけでなく、財務以外の基準も含めたものとなっており、監査人の役割は、財務上の透明性の確保を超えたものとなっています。このような状況において、Mazarsの「公正で豊かな世界と健全な業界を実現する」という使命はかつてないほど説得力のあるものとなり、2020年に刷新したブランドポジショニングでこのコミットメントを再確認し、主要な監査人およびアドバイザーとして、クライアントが責任を持って成長するための変革を支援するために、その役割を十分に果たしたいと考えています。

「ESGは、私たちのビジネスの成長方程式に不可欠な要素です。当社には、欧州のCSRD(企業サステナビリティ報告指令)の取り組みを担う専門家がおり、社員向けにサステナビリティに関するトレーニングコースを開発しています。また、クライアントと協力して、ESG報告書の作成準備や、サステナビリティ戦略をビジネスモデルに組み込むための支援を行っています」とエルヴェは述べ、また次のように続けます。「同時に、ESG基準を確実に満たすために、すべての国、そしてMazarsグループレベルで、企業の社会的責任戦略を推進するリーダーとチームを任命し、当社自身のビジネスとオペレーション、そして仕事のやり方を変革することにも取り組んでいます。」

重要であることに投資をし、有言実行する

Mazarsは、創業時の理念である「公共の利益のために、将来の世代のために、責任を持って行動する」ことを常に念頭に置いています。このコミットメントを真剣に受け止め、自らを律し、革新し、変革し、その過程で継続的に学び、発展させていきます。2020年には、国際的なパートナーシップにより、Mazarsの今後4年間の戦略プラン「One24」が決定され、私たちの社員、クライアント、そして幅広い社会にとって重要な主要分野への優先的な投資計画が定められました。

  • 多様な才能を持つプロフェッショナルを育成する。私たちの目標は、Mazarsを卓越した学校にすることであり、模範となるパワーと思いやりのあるリーダーを育成することです。
  • 最高の職業基準を満たす高品質の財務監査を提供。
  • ESG監査やアドバイザリーサービスを提供するためのサステナビリティ対応能力の強化。
  • 取引、業績管理、リスクおよびコンプライアンス、データガバナンスおよびセキュリティ、あるいは税の透明性などの重要なテーマでクライアントを支援するファイナンシャル・アドバイザリーおよびコンサルティングサービスの拡大、およびグローバルなコンプライアンスを確保するための税務および給与計算のアウトソーシングサービスの提供。
  • 地域社会の支援、人材のための包括的で柔軟性のある職場の醸成、地球の保護を目的としたCSR投資を大幅に拡大: 科学的根拠に基づく目標を設定し、二酸化炭素の排出量を削減し、2030年までにネット・ゼロを目指します。
  • 質の高い財務およびESG監査を規模に応じて提供できる健全な監査業界のための、CSRD等の基準や条件の定義付けに貢献。

エルヴェは次のように締めくくりました。「2022年以降も、私たちは社員、クライアント、そして社会にとって重要な分野に投資を続け、責任を持って成長し、新たな目的と自信を持って前進してまいります。これからの1年について、私は非常に楽観的です。あらゆるところにチャンスがあります。業界だけでなく世界経済も好転していますし、最も重要なことは、当社の使命と目標を達成するために正しいことを行う、有能で献身的なプロフェッショナルが揃っているということです。」

  

Mazarsについて

 
Mazarsは、監査、会計、アドバイザリー、税務、法務サービス*を専門とした国際的な統合パートナーシップです。世界の90以上の国と地域で活動し、26,000人以上からなるMazars統合パートナーシップと16,000人以上からなるMazars North America Allianceを合わせた42,000人以上のプロフェッショナルの専門知識を活用し、あらゆる発展段階にある、あらゆる規模のクライアントを支援しています。

*適用される国内法により認められている地域のみ。

http://www.mazars.comhttp://www.linkedin.com/company/mazarshttps://twitter.com/mazarsgroup

最新のイヤーブックはannualreport.mazars.comをご覧ください。

 

Mazars in Japan

2020/21年度、日本においてのMazarsは優れた業績をあげました。売上は19億円に達し、前年比で20%増加しました。8人のパートナーによるリーダーシップの下、142人のプロフェッショナルを雇用しています。また、Mazars有限責任監査法人では、当期より上場企業に対する監査業務の提供も開始しました。グローバルに展開する日系企業や日本の金融市場へ真摯に貢献していくため、今後も、上場企業監査市場へ積極的に展開していく予定です。